ノッティンガム・フォレスト完全ガイド:欧州を2度制した「トリッキー・ツリーズ」
2度の欧州制覇を誇る古豪ノッティンガム・フォレストを徹底解説。ブライアン・クラフの伝説、マリナキス体制の混乱、シティ・グラウンドの伝統と2025-26シーズンまで。
※本記事は2026年6月時点の情報に基づいています。移籍・順位・監督等は変動しますので、最新情報は随時更新予定です。
🔍 クラブ早わかりBOX
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 創設年 | 1865年 |
| 本拠地 | ウェスト・ブリッジフォード(ノッティンガム) |
| スタジアム | シティ・グラウンド(収容約3.0万人) |
| 愛称 | ザ・レッズ/トリッキー・ツリーズ |
| クラブカラー | レッド |
| 主要タイトル | リーグ優勝1回/FAカップ2回/欧州チャンピオンズカップ2回 |
| オーナー | エヴァンゲロス・マリナキス(2017年〜) |
| 現監督 | ヴィトール・ペレイラ(2026年2月就任) |
このクラブが好きになる人は、こんな人かもしれません──歴史とロマンを感じる古豪が好き、かつての栄光と現在のギャップに物語を見出す、型破りなクラブの浮き沈みを楽しみたい人。
1. クラブの歴史:ブライアン・クラフが起こした「奇跡」
ノッティンガム・フォレストは1865年創設という、世界でも有数の歴史を持つクラブです。
【上級者向け小ネタ】 その歴史の頂点は、名将ブライアン・クラフ監督の時代。1977-78シーズンに昇格1年目でリーグ優勝を果たすと、続く1979年・1980年と欧州チャンピオンズカップ(現UEFAチャンピオンズリーグ)を2年連続で制覇。地方クラブが欧州の頂点に立つという、サッカー史上最大級の奇跡として今も語り継がれています。
2. 名前・愛称・エンブレムの由来:「森」とロビン・フッド
【初心者向け】 クラブ名「フォレスト(森)」は、ノッティンガムにゆかりの深い「シャーウッドの森」(ロビン・フッド伝説の舞台)を連想させます。
【上級者向け】 エンブレムには木と川の波が描かれ、ノッティンガムの自然と、本拠地のそばを流れるトレント川を象徴しています。愛称「トリッキー・ツリーズ(やっかいな木々)」もこの「森」に由来します。
3. 本拠地・スタジアム:トレント川のほとり「シティ・グラウンド」
本拠地シティ・グラウンドは、トレント川沿いに位置する歴史あるスタジアムで、収容人数は約3万人。川を挟んだ対岸には、クリケットの聖地トレント・ブリッジがあります。
スタジアム位置
4. クラブのアイデンティティ:「栄光の記憶」を抱える古豪
2度の欧州制覇という輝かしい過去を持ちながら、長く2部・3部での雌伏の時を過ごしたフォレスト。2022年にプレミアリーグへ復帰し、「眠れる名門の再起」を象徴する存在として注目を集めています。
5. ライバル関係:イースト・ミッドランズ・ダービー
最大の宿敵は、近隣のダービー・カウンティ。「イースト・ミッドランズ・ダービー」と呼ばれ、ブライアン・クラフが両クラブを率いた歴史も相まって、特別な因縁を持つ一戦です。レスター・シティとの対戦も熱を帯びます。
6. 代表的な選手
レジェンド
- ブライアン・クラフ(監督):クラブを欧州王者へ導いた不世出の名将
- ストゥアート・ピアース:「サイコ」の愛称で愛されたディフェンダー
現在の顔
- モーガン・ギブス=ホワイト:攻撃を司る英国代表MF
- クリス・ウッド:得点源を担うニュージーランド代表FW
7. 監督:1シーズンで4人交代という混乱
2025-26シーズンのフォレストは、指揮官人事が大きく揺れました。シーズン序盤にヌーノ・エスピリト・サント監督がオーナーのマリナキスとの関係悪化により退任。その後も交代が続き、2026年2月にはヴィトール・ペレイラが今季4人目の監督として就任しました。
8. 戦術:堅守速攻をベースに
近年のフォレストは、堅い守備ブロックを築き、前線のスピードを活かしたカウンターで得点を狙うスタイルを基本としてきました。ただし監督交代が相次いだ今季は、戦術の一貫性を保つことが大きな課題となりました。
9. 今季の現状(2025-26シーズン)
前年に上位進出と欧州出場権を勝ち取った勢いから一転、2025-26シーズンは監督交代の混乱もあって低迷。最終的にプレミアリーグは**16位(勝ち点44)**と、残留圏での苦しいシーズンとなりました。来季の立て直しが急務です。
10. タイトル・獲得栄誉
| タイトル | 回数 |
|---|---|
| 1部リーグ優勝 | 1回(1977-78) |
| FAカップ | 2回 |
| リーグカップ | 4回 |
| 欧州チャンピオンズカップ | 2回(1979、1980) |
【上級者向け小ネタ】 欧州を連覇した一方で国内リーグ優勝は1度のみという、世界的にも珍しい栄誉の組み合わせを持つクラブです。
まとめ:こんな人にフォレストはおすすめ
- 歴史とロマンを感じる古豪が好きな人
- かつての欧州制覇という伝説に惹かれる人
- イースト・ミッドランズ・ダービーに興味がある人
- 「名門再建」の物語を見届けたい人